2012年の11月に、突然発症した潰瘍性大腸炎・・・
結局、2か月入院して、そのあと3か月自宅療養という、人生初の入院・長期療養生活を体験する羽目になったアレ・・・
当時は2週間で体重も18kg一気に落ちて、病室内でも気を失って緊急治療室入ったりと、何が自分に起こっているのかわかるまで1か月ちかくかかった。
上の写真は、薬だけでなかなか症状が治まらないため、全身の血液を抜いて、活性化している白血球をフィルターで除去するL-CAPという治療中のもの。全身の血液を10回は入れ替えた・・・
今も原因不明の病気で、原因もわからないから根治療法もわからず、定期的な投薬と検査を続けて寛解をなんとか維持している生活も4年たち、慣れたといえば慣れてきた。
その潰瘍性大腸炎の定期検査の一環で、3年ぶりに大腸内視鏡検査してきました。
検査当日は7時から下剤を飲み続ける・・・
で昼過ぎに病院に行って、順番待ち。予約してても待たされるんだよね、これが・・・
この状態で1時間半、廊下の、腰が痛くなる長椅子で待たされた。
横で同じく順番待ちしていた、最初偉そうにしていた太ったおっさんは、注射打ってから元気なくなって、ストレッチャーに乗せられてたけど・・・ださいよな、横柄な態度とってたくせに。
でもベッドに横になって待てるのはうらやまし限り。
さて、その検査。いつものように一緒にモニターを観られるようにしてもらって、担当医に話を聞きながら進みました。
この辺はかなりきれいに回復してます。
しかし大半はもう・・・ポリープがすごくて
この写真が平均的というか、マシなほう。
なにしろ当時は、大腸の全域にわたって潰瘍がひどくて、粘膜は全部剥がれ落ち、カメラを入れてすぐ医師が「うわ、これは怖い・・・さわっただけで破れそう」と患者の前でうっかり口に出してしまう状態だったので。
その剥がれ落ちが粘膜の上に新しい粘膜が再生してきているので、この写真のように大腸内は石林状態。
このポリープ自体は現状、機能的には問題ないんですけど、突起状で一度壊れた組織なので、大腸がんに変異しやすいわけです。なので寛解は維持していても、定期的に内視鏡検査で大腸がんになっていないか検査する必要があるというわけ。
その寛解の状況ですが・・・
ずっと平穏というわけでなく、15か月から3か月に1回くらいの頻度で、小爆発から中爆発の兆し・・・くらいの、ちょっとヒヤっとする下痢・腹痛・出血がある。
このグラフが日ごとの下痢回数の推移なんだけど、普段は2-3回/日のトイレの回数が、時々数回から10回弱に跳ね上がるときがある・・・
原因はわからない・・・たぶん、ストレスが一番思い当たるんだけど、どうしようもない。
まぁ、この状態でも、今のところ小爆発は続いても数日なので、薬だけでなんとかほぼ普通の生活ができている。入院していた時はこれが1日20-40回の下痢・下血だったから・・・食べ物も1か月は完全に点滴と経口栄養剤だけで・・・そのあともさらに1か月は流動食と低残差食が2か月。
今は、(昔は好きだった)ニンニクの効いた料理や、かなり辛い料理、脂っこい料理なんかは控えるようになりました。食べるとやっぱり下痢するし、体調が崩れるので・・・
でもそういうのも慣れたし、慣れてしまえばむしろ健康的と、考え方次第だとは思えるようになりました。